「more close to you」〜フェイクタトゥー企画展〜(9/16~18@代官山gallery懐美館)
Makers経由で知り合った3名の方が、表題の企画展をおこなったので、それについて感想も含めてつらつらと書かせていただきます。
関わった人
- LR[エバラちゃん](ヘナタトゥーアーティスト):アーティスト
- 佐藤[和也](新聞社勤務の企画屋):プロデューサー
- 草持ちる太郎[ちるさん](カメラマン):写真撮影
概要
6月くらいにMakersの過去参加者の中でも仲良くなった数人で長野旅行へ行ったのですが、そこで佐藤さんが「LRさんのアートは面白い!お客さんがヘナタトゥーアートを体験できるボディペイントアートの展示とかやってみたらどうだろう?」と提案し、プロジェクトが発足。
ちょうど旅行先で、ちる太郎さんがLRさんのボディーペイントの写真を撮っていたこともあり、モデルに施したボディペイントの写真はちる太郎さんが担当することに。
会場手配やアートワークは基本的にLRさんが準備をおこなったが、来訪者の中で何人がヘナタトゥー体験に参加してくれるかの目標を決めるなど、プロジェクトの統括は和也がおこなったそうです。
佐藤さんの話
佐藤さんに聞いてみたところ、「お客さんを巻き込むような展示など、工夫した企画展をおこなえば、ギャラリーの出展費用の元も充分とれると思う」とおっしゃっていました。
さらに「それがきっかけで、展示の経験の少ないアーティストでも、最低限赤字にならない展示をおこなえたことが、次の展示へ進む自信となり、作品制作の意欲も出るはず」ともおっしゃっていました。
実際に、多くの方がヘナタトゥーの体験をし、初日だけで2日分の目標売上を達成できたようです。
ナナシロの感想
佐藤さんからは「ぜひ、Makersが実践的な場として活気づけば」との心遣いをいただき、今回簡単にではありますが、Makersのブログに書かせていただきました。ありがとうございます。
僕としては、たった一つ「クリエイティビティ」というキーワードを元に、Makersをきっかけに集まったみなさんが、何かしら形になるようなことをおこなったことが素直に嬉しいです。
展示に関しても、初日に行かせていただきました。
実は、今回の展示場所となったギャラリー「懐美館」さんも、Makers常連で、人生演出家や劇団の主宰として多方面で活躍されている池田レゴさんと、女優の卵である荒木さんからのご紹介で、繋がったものでした。
実際の展示も、過去の作品からテーマにあったもの、アーティスト性を表しているものをチョイスし、写真も既に撮っていたものから、より素敵にボディペイントを見せられているものを選んで展示していました。
アーティストは精魂込めて時間をかけて物を作るので、その労力ははかり知れないものがありますが、お客さんを巻き込むことがメインテーマであった本展示では、極力アーティストであるLRさんの労力を抑えつつ、お客さんが満足できるような形で発表をしておりました。
展示一つとっても、いろいろな工夫ができることをLRさん、佐藤さん、ちる太郎さんの3名が教えてくださりました。大変興味深いです。
最後に
正直なところ、ここ最近のMakersは参加者数もあまり多くなく、かつての活気がないと思います。
ですが、「多くの人が集まった場である」という事実は失われていません。LINEグループも未だに80名ほどの方がいらっしゃいます。
もし面白いことを試したいと思っている方がいらっしゃったら、気軽に投げかけてみてください。もしかすると、そのアイデアを形にできる方がいらっしゃるかもしれません。あるいは、自分が作り手側である場合、自分では思いつきもしないような素敵なアイデアを持っている方がいるかもしれません。
もしも、Makersに参加したことがない方が読んでいらっしゃったら、ぜひ一度足をお運びください。当ブログ内に日程の詳細等書いてあります。